ミヤマホオジロ(深山頬白)
【体長:16cm、渡り区分:冬鳥、鳥撮りランク:☆☆☆】
- 頬の白いホオジロの仲間で山深いところに生息していることからの命名です(本種は頬は白くない)。
- オスの喉と後頭部の鮮やかな黄色が最大の特徴です。頬と前掛けが黒いのも目立ちます。
- メスはオスに比べて色が淡い。
- ホオジロの仲間のカシラダカと同様に、頭の冠羽を立てるのも特徴です。
- 犬の尻尾と同様で、冠羽で気持ちを表しているようです。下のオスは群れからはぐれたようで1羽で生活していましたが、ほとんど冠羽を寝かせていました。不安なのでしょう。
ミヤマホオジロの地鳴き
ミヤマホオジロのさえずり
ススキの実を食べるミヤマホウジロ
ススキの実を食べるミヤマホウジロ
ススキの実は非常に小さく、太さ0.5mm、長さ2mmほどです。冬は食べる物が少ないので、ミヤマホオジロはこの小さい実を食べています。なかなかお腹いっぱいになりません。
ミヤマホオジロの鳴き声
ミヤマホオジロの鳴き声
特に前半部をよく聞いてください。近くにいる仲間が鳴いています。
日本語で書き表せ難い「チー、チュチュリ、チュルル、チィチュリ、チチ」のような複雑で賑やかな鳴き声、これがミヤマホオジロの「さえずり」です。
後半のズーム動画では、「チュッ」と「チッ」の中間ぐらいの「地鳴き」が聞こえます。
ミヤマホオジロのさえずり
ミヤマホオジロのさえずり
- 日本語で書き表せ難い「チー、チュチュリ、チュルル、チィチュリ、チチ」のような複雑で賑やかな鳴き声、これがミヤマホオジロの「さえずり」です。
困っているミヤマホオジロ
困っているミヤマホオジロ
なんかいつもと動きがおかしいな?と見ていましたが、動画にしてよく見ると、喉のところの羽に木の実(?)が刺さっていて、それが取れなくて困っているようです。
(後半の30秒辺りからです)
超貴重!!ミヤマホオジロの幼鳥か?
ミヤマホオジロの幼鳥?
ミヤマホオジロは渡り鳥で、日本には越冬のためにやってきます。夏には中国大陸の東北部辺りの涼しいところへ渡って繁殖します。
しかし、稀に、中国山地などで夏に繁殖するようです。
この動画は帝釈峡エリアで2017年6月17日に撮影しました。ホトトギスが鳴いているので夏だとわかります。このミヤマホオジロはよく鳴くし、色が淡いし、警戒心も弱いし、子供のようです。ここで生まれたようです。
真夏のミヤマホオジロのカップル
ミヤマホオジロの幼鳥
ベニマシコとミヤマホオジロ
ベニマシコとミヤマホオジロ
冬鳥のベニマシコとミヤマホオジロ、仲は良さそうにはみえません(喧嘩もしません)が、同じ所で生活(越冬)することが多いようです。同じ所でよく見かけます。