イカル(鵤、斑鳩)

【体長:23cm、渡り区分:留鳥/漂鳥、鳥撮りランク:☆☆☆】

※ アトリ科

  • イカルの最大の特徴は大きなクチバシです。この大きくて頑丈なクチバシで木の実をブチブチ、パチパチと粒いて食べます(下の動画参照)。
  • イカルの名前の由来は、鳴き声が「イカルコキー」と聞こえることのようです。しかし、何回聞いてもそうは聞えません(下の動画参照)。
  • 漢字の鵤は角のある鳥、角とは大きなクチバシだと思います。もうひとつの斑鳩は、斑(まだら)な鳩(ハト)で羽の模様のことでしょうか。奈良県の斑鳩(いかるが)という地名とも関係があるとの説もあります。

木の実を大きなクチバシで潰して食べるイカル

桜の蜜を吸いに来たイカル

コイカルのメス

コイカル(小鵤、小斑鳩)

【体長:23cm、渡り区分:旅鳥/冬鳥、鳥撮りランク:☆☆☆☆】

  • イカルより少し小さい。
  • 左の写真はメスで、まだこの写真のとき以外には見たことがありません。オスには会ったことがありません。日本に来る数が少ないようです。数が少ないので、イカルの群れに混じって生活しています。
  • イカルはオスもメスも黒い頬被りをしていますが、コイカルのオスは大きな頬被り(後頭部まで黒い)、メスは頬被りなしです。

木の実を大きなクチバシでパチパチ潰して食べるイカル

桜の花をちぎって裏から蜜を吸うイカル、鳴き声あり

イカルは群れで生活しているのでたまに喧嘩します

イカルのクチバシ観察